休日の朝の過ごし方 その1『至高の朝湯』
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瀬戸内暮らし
自分のまわりはずっと後回しだったなー。なんて、気づいたある日のこと。
20代を思い返してみた。
思いつく限り遊んで学んで駆け抜けて。大変よく頑張りました。はなまる。
外の世界をデザインして、私の断片を日本中に散りばめるぜ、な日々を送ってました。
とてもゆっくり、自分と向き合うタイミングがきて
これからはこれまでよりも自分の好きに向き合っていいじゃないと
なんだか久しぶりに満たされている。
そんなことを考えてぼーっと過ごしている午前中のこと。
日の光の柔らかさを感じられる大人になったなーなんてじんわり。
しかし20代のわたしよ。
信じられない生活をしていたな。
どの時期の生活もとっても好きだけど、同じ生活は二度とできない。
生きていける自信がない。
なんでこんな話をしてるいのかというと、
30歳、さあやりたかった生活をしよう。というわけである。
いつまで先延ばしにするんだい!と小さなわたしに急かされて、
ポパイを読んで高まった、というわけ。
ところで具体的に何をするんだい?
簡単なことさ。ひとつひとつ、ちゃんと意味のある暮らしをするだけ。
忙しいを言い訳に、とりあえずがとても多くなってしまった日常を
ちゃんと意味のある日常に変えていくだけのこと。
小さなことからコツコツと。
何かをデザインしたり設計したりするときと同じで、
きちんと恣意的なものを排除していけば、普遍的なデザインにたどり着く。
暮らしや日常も、思いつくままに走りきってきたからこそ
そんなフェーズに入っていくタイミングがきたのだ。